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ＰＯＢ本好き連。

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四季の移ろうように人も変わっていきます。
しかし、ここに集う人が変わらない唯一のこと
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1 まりかちゃ

2007/01/01 00:21

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

亥年の今年はどんな一年になるのやら。。。
ついこの前にミレニアムとか2000年問題とか言っていたように思うのにすでに２００７年になりました。
月日が経つのは早いものです。
連も始めてから、、、うーん、結構長くなりました。
（何年経ったか忘れたらしい）
これからも、マイペースで、みんなが健康でぼちぼちとまったりやっていければ幸いだと思います。

どうか、皆様もマイペースでお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

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3 雨男	2007/01/01 12:01

あけましておめでとうございます。

2番目～～♪

昨夜の夜なべチャットで顔を出した後。
部屋が寒くて布団の中かに入った途端に電波が通じなくなって
そのまま落ちてしまいました。失礼しました（ﾍｺｯ

今年で何年目？？
つばさちゃんと初めて出会ったのが2歳の時だった様な。
（大阪できょとんとした目をして。とても印象的～ｖ　今はおねーさんでした＜年賀状）

＞まおーさま
おひさしゅうございます～
そちらは雪ですか？　実家に来て寒くて仕方ないですが、
まおーさまの生息地を思うと･･･あったかいのだろうな。っと（笑

本年もよしなに。

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4 風雲	2007/01/01 13:36

あけましたですね。
連は……５年目になるようです……（驚）
今日は朝から「大奥」見に行ってきました。初詣にも行かず（笑）
映画の日だし、便利のよいところに出来た新しいシネコンなので混むかもとおもって初めてネット予約して行ったのにがらがらだった。
会社の人から年賀状が来ていて（何故私の住所を知っているのか）周章狼狽。
きっと新年早々先輩にねちねち言われるよ。あああ。
雨男さんのカキコ「実家に来て寒くて」が「家来は寒くて」と読んでしまいました。
ぼけぼけです。

かたくなにチャット＆オフ不参加の誓いをたてておりましたが、５年目になるのでチャットだけ解禁しようかと思っております。
見かけたら遊んでやってくださいませ<(_ _)>

削除キー

8 いろは

2007/01/01 23:54

あけましておめでとうございます。
今年もお節を作りながら年を越しました。チャットにも参加してみたいのだけれど・・・。
ノロノロのマイペース人間ですが、今年もよろしくおねがいします。

自分のペースを考えないで、つい気になる本があると買ってしまうので
積読の貯まる速度が加速ぎみです（汗）
まあ、今に始まった事ではないのですが（苦笑）やや暴走ぎみに貯めまくっている本の山から
子供達も、興味のある物を見つけて読んだりしてくれるようになったのが
ちょっと嬉しかったりします♪
でも、自分でもしっかり読んで、積読の拍車を抑えないとな～。

削除キー

9 たらこ

2007/01/02 11:19

あけましておめでとうございますっ。

元旦からさっそく初詣に行って来ましたっ。
もーっっっっ、境内は人で大混雑。
お賽銭入れるのも、四苦八苦でしたよ（汗
お賽銭入れて拝み終わった人達が、賽銭箱の前を通って出ようとするもんだから、前から押され後ろからも押され、「つっつぶれるー！！」と思わず叫んでしまった。。。
おばちゃんに、「あんた、大丈夫！？」と声をかけられました。。
そんなに悲惨な状況だったのかな（爆

おみくじは末吉。
可もなく不可もなく？
今年は、就活と卒業制作があるんでなんとか無事に一年過ごしたいですー。

それにしても、連に来たのが高校卒業して間もない時だったんだと思うとしみじみしちゃいます（笑
もう、今年で大学四回生ですよー！
時の流れは速いなぁ。。。
本については年々大好き度が増しているような気がします。
アレも読みたいコレも読みたいって、思う事が多くなって、時間の方が追い付かない感じですっ。
これからも連にはお世話になると思いますので（笑
今年もどうぞよろしくお願いします！！！

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10 かなめ

2007/01/02 23:26

明けましておめでとうございますー
一部の方には年越しチャットでご挨拶済み。

元旦からスノーボードに行ってました。一泊二日のボード合宿。
当然ながら夜は飲み会、そして麻雀。
周りが筋肉痛だの疲れただので休みがちなのに、何故か一人で元気でした・・・が、帰り近くなって軽く負傷。
膝痛いー
3日間安静、を言い渡されてしまったよ。また週末には滑りに行きたいのに（懲りない）

本ですか？本はメイスンさんをちょっと布団に入って読んだだけです。このシリーズは今年も引き続き読んでいきたいと思います。何冊か買ってあるから。

年賀状は判る範囲で３０日に出しました・・・３が日過ぎても届かねえなあーって思ったら、たぶん住所が判らなくなってるか知らないものと思われます。許せ。

正月からちゃらんぽらんな感じですが、どうぞ今年も宜しくお願い致します。

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13 風雲

2007/01/04 12:07

修さんこんにちは。すごいループですね～私には真似できません。
実はアズカバンまでしか読んでないのよねー(^_^;)

さてさてあけおめ読書は山之内正文『八月の熱い雨　便利屋＜ダブルフォロー奮闘記』でした。
初めて読む作家さんです。連作短編集。
一人で便利屋を営む青年が主人公。一話で出てきた依頼人の女子大生が後々助っ人として絡んできます。
ほのぼのしているかと思うと嫌な現実が出てきたりします。
なんか、ほんわりしたお菓子食べてたらじょりっと砂かなんか混じってた、みたいな。
じょりっと、の部分なしではミステリフロンティア作品にならないのかなー？

２冊目は雪乃紗衣『彩雲国物語　紅梅は夜に香る』
謹慎処分をくらっている秀麗に突撃求婚してきたやる気なし男蘇芳。
どうやら「結婚して仕事やめてください」作戦が決行されている模様。
そんな中、都では贋作美術品がひそかに出回っていて……
謹慎中でもお仕事しちゃう秀麗の前進っぷりは誰にも止められません。
事件自体はこの巻で終わりなんだけど、次巻へのひきがすごい。
は、早く次を読まなくては。

明日から仕事始め……あーもう冬眠したいなぁ……

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15 かなめ

2007/01/04 20:32

初読了は年末からだらだら読んでた、メイスンの第一シリーズ「ビロードの爪」
いやあ、イヤな女を書くの上手いけど、これは特に凄いなあ。
夫以外の男性と居るところを、ゴシップ紙に書かれたくない依頼人。
媚びたり泣いたりしてくる依頼人をはり倒さんばかりのメイスンさんに笑ってしまいます。これが良くあるハードボイルド物なら依頼人と何らかの関係になってしまうのに、そう言うところが全くないのも正義の味方の弁護士さんらしいところ。
殺人が起きて、イヤイヤながらも代理人を下りないところ、やっぱり素敵です。
まだまだ読むぜよ。

スノーボード帰りの車の中で、兄さん達がジャンプ話をしていたので、ついつい「連」での調子で掲載作品のラストと「エヴァンゲリオン」について力説しかけてしまった。
オタクがバレるところでしたよ（笑）

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16 そらたろう

2007/01/06 15:21

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
ちょっと遅い気もしますが、まだ松の内ってことで。

ところで、連の始まりっていつの時点になるんでしょう？ここのサーバーに移って来たとき？その前？さらにその前の某会員制掲示板…はさすがに違うのかしら。

うう、それにしても今日は寒いです(>_<)
いっぱい重ね着してるんですけどねえ。
電気代が気になるため、ウォームビズ実践中です…。もちろん耐えられなくなったら温度上げて違うのも稼動させますけれど。。

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18 Ｑ	2007/01/07 22:49

あけましておめでとうございます。（ご挨拶が遅くなりごめんなさい）

今年の初読は池波正太郎『剣客商売１５　二十番切り』でした。
ただいま、白石一文『どれくらいの愛情』を読んでいます。
海辺のカフカは大晦日に読み終わっちゃいました。

本日、テニス初打ちに行ってきました。
風強すぎで、まともに打てなかった、、、
せっかくのNewラケットを持ってたのに、、、

今年の抱負は、『向上』です。
今年は、もう少し体力、脳力をつけたいと思っています。
なんとか運動不足にならない程度には運動をしていましたが、今年は現状維持ではなくて、能力向上を目指そうかな。
あとは、最近漢字が書けなくなってきちゃってるので、脳を鍛える漢字トレーニング？をやってみようかなと思います。
一日一歩。ゆっくりと頑張ります。

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21 mamath

2007/01/08 22:33

明けましておめでとうございます。

年が明けたら暇に…のつもりが
「今日中にやります」と5日の朝に言ったのに
帰りには「週明けでいいですか？」。おい～。

でも3連休だ～！！と張り切って土曜日は
「武士の一分」「長い散歩」の映画2本と
エルミタージュ美術館展見て来ました。
…ええ、ご想像通り日曜日には寝込んでましたとも。（笑）
でもって来週は「ラッキーナンバーセブン」をみるつもり満々だし
「どろろ」の前売り調達ずみだし
白洲邸への５０+旅行も今月だったりするのです。

本日は出かければ当然立ち寄る本屋・古本屋でゲットした漫画を
7冊ほど読みムフ◎などとなっております。（書名は内緒。）

元旦に読み終えた「精霊の守り人」良かったです。
土曜日は実は「闇の守り人」の現物を見に名古屋の本屋に行くのが
第一義だったりして…。（笑）
「算法少女」ちくま文庫もするする読めて面白かったです。
沢山新刊屋さんから買って、なかなか読めないからお先によんでみますか？と職場の同僚に聞いたところ
「あ、持ってる。読んだ～」と言われて、が～～～～んだったりして。（爆）
何回か寄ってみて、買おうかどうしようかと悩んだ挙句に買ったものだったのに…しまった、先に持ってるか聞けばよかった。（笑）

などと
”偏向性おたく”と最近職場の一部から（全体にはばれていない…まだ。笑）呼ばれているこのごろです。

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24 てんころ

2007/01/10 00:16

「ぼんくら（下）」宮部みゆき
いつの間にか上巻との間があきすぎていた・・。誰だっけ、な部分もありつつ読了しました。湊屋の”男の言い分”にうーむと言ってしまう部分があって微妙。もっと波乱万丈が待ち構えているかと思ってたので。でも、佐吉さんや跡継ぎ候補の弓之助などなど、キャラが良くって、このぼんくら世界は好きです。

「アリソン」　時雨沢恵一
突進系少女と冷静系少年コンビの冒険譚。でも、どちらも程好く頭が良くて、どちらも程好く優しい、イイカンジの二人でしたｗ
序章の独白は誰の言葉だろうって最初に思うのだけど、あぁこの人だったのかーとわかると、なかなか切ない。面白かったです！

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25 たらこ

2007/01/10 22:05

今日、京都駅で馬を二頭見ました（笑

驚いて、眠たかったのが思いっきり覚めました。
どうやら、１１０番の日だったので、その催しとして馬が登場したらしいです。
興奮して写メを撮ってしまいましたよー。
近代的な建物に馬という図がちぐはぐな感じで面白かったです（笑

読了した本は、
「風の影・上」カルロス・ルイスサフォン
この本、かなり良いです！！！
あまり海外小説って読まないんですけど、久々にヒットです。
内容は、一冊に一冊以上の濃厚さを感じれました。。。
なんだろう、蒼穹の昴を読んだときの感覚に似ているかも。
ジャンルは違えども、読み応えがある本に出会った感動が一緒でした。
ミステリーが中心ですが、恋愛有りちょっとホラーな怖さもあり、色んな要素が味わえます。
下巻、ノンストップで読みたいのですが、課題ラッシュのために、そううまくいきそうにないです。。。
はやく・・・よ、よみたいっっっ。

削除キー

26 Ｑ	2007/01/11 21:30

少し前に注文しておいた上橋菜穂子先生の精霊の木＋守り人シリーズのセットが届きました。箱入りセットだと思って買ったのに、箱に入ってなかった。。。
Amazonで再確認しようとしたら商品の画像消されてるよ。
ちょっと残念。

白石一文「どれくらいの愛情」
短編集の恋愛小説です。
最近廃れがちになっている親と子の関係を考えさせられる所もあり、なるほどと素直に感動してしまいました。
電車の中で読んでたんですが、最後の最後でうるうるとさせられてしまいました。
ドラマチックな展開とかは全然無いんですけど、その分登場人物たちの真剣な愛情が伝わってきてよかったです。

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27 ｆｏｏｌ

2007/01/12 22:58

あけまして・・・・というには今年初カキコ遅くなりすぎた（汗）
年始から風邪こじらせてフラフラと仕事をしておりました。喉の調子が悪いもののやっとこさほぼ全快です。

年末年始は甥や姪とドリフのＤＶＤ見て笑ったり（ドリフターズは偉大なお笑いだ）

中学校の同窓会に顔出したり（１０年近くたっても結構当時印象って変わらないものですね。どちらかというと男子より女子のほうが大人っぽくなってた気もします）

「伊勢海老の味噌汁が飲みたい」と父の友人の漁師さんちに海老をもらいにいったり（実家では伊勢海老を縦に割って丸ごと味噌汁にします。大好きな海老の食べ方の一つです）

その調理前のまだ生きている海老を掴んで甥を追い掛け回したり「おらーー！（オレ）」「わあーーー！（甥）」（阿鼻叫喚　笑）

去年生まれたばかりの姪が懐いてくれたり（姪の父（オレの兄）と顔立ちが似てきたため勘違いしているらしい。なにわともあれ赤ん坊は可愛いですな）

だらだらとあっというまに過ぎてしまいました。

どうも最近は「これだ！」という小説やら新しい作家が未発掘な状態が続いてのんびりとエッセイとか読んでることが多くなっていたので、今年は精力的に面白い小説を探し求めたいものです。

今年もよろしくお願いします。

削除キー

29 風雲

2007/01/14 15:01

＞憂さん
３度のご飯は大事にしたほうがよいですよーｖ
生存してないとおちおち本も読めないしねー。
まぁ私もたまに、休日の朝目が覚めて布団から出る前に、昨晩読んでいた本をむんずとつかみ、朝食もトイレも後回しでむさぼり読むことがあるのですが(^_^;)

＞たらちゃん
私は昔、バスで通学中馬と並走する形になったことがありますよ。
びっくりしますよね。なんたってバスの窓のあたりに人影があるもんだから。
ちょうど時代祭かなんかで。
信号待ちやら交通規制やらでバスもとろとろ運転してたので、同乗していた年配のご婦人方が「ええもん見たわ～」と手を摺りあわせながら大興奮していました。

＞foolさん
よい叔父さんですね（笑）甥っ子くんはエビに襲われたわけだ。
有川浩を連想してしまいました(^_^;)

さて、年始と連休があったので今週はあれから３冊読了できました。

渡瀬草一郎『空ノ鐘の響く惑星（ほし）で』１０
畠中恵『アコギなのかリッパなのか』
太田忠司『甘栗と金貨とエルム』

畠中さんのはいつものシリーズとはまったく別。
21歳、元大物国会議員の事務所に勤める元不良の青年が、持ち込まれる事件を解いていく連作ミステリ。
政界のドンのようなセンセイの頭をすぱんと殴ったりするあたりがタイトルの所以でしょうか（それ以外に理由ないよね）

太田さんのは「なんじゃこら？」なタイトルですが、甘栗は主人公の苗字、エルムは依頼人の女の子のニックネームです。
お父さんを突然の事故で亡くした高校生の晃くんに残されたのは、探偵事務所と12歳の生意気な依頼人と『美枝子は鍵の中に』という走り書きのメモ。
作中に別シリーズの主人公・藤森涼子が出てきて思わずにやりとしました。

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30 kao

2007/01/14 21:53

金曜日に酔っ払ってここに書き込んだような気がして、でも何を書き込んだか覚えてない。
こりゃ大変だと土曜の朝にここを覗いたら、私が書き込んだ形跡がない。
夢？夢だったの？夢だとしたら、なんてリアルな夢なの。
しょうがないから夢の中で書き込んだ内容を断片的に思い出しつつ書き込みします。

「DIVE!!」上・下　森絵都
面白い、面白いと前評判があったから、なかなか読めませんでした。
だって、みんなが面白いって言ってるのに、私だけ面白くなかったらどうしよう…って思わない？
そういうわけで、やっと読んだこの作品。
……。
なんで今まで敬遠してたんだろ…！！
ばかじゃん？馬鹿じゃん、私！？
「青春モノかー。どうかなー？」なんてスカしてたあの日の私、ちょっとここに正座しなさい！（目の前の床をぺんぺんたたきつつ）
内容には触れませんが、言うなればスポーツ物少年漫画のドキドキ感がいっぱい詰まってる感じです。それだけじゃないけどね！
ちなみに私は要一派です。何だこのかわいい子…！ひねくれまくった性格が超好みです。
とはいえ、私にはもう過ぎ去った青春の日々。
現役学生の憂さんあたりに読んでもらって、感想を聞いてみたい。
よろしくね、憂さん。感想待ってますね！（なんて自分勝手な）

さー、次は梨木香歩さんの「家守綺譚」
梨木さんも、人に面白いと言われつつ、避けてた作家さんなのでちょっと不安です。

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31 Ｑ	2007/01/15 23:38

上橋菜穂子「狐笛のかなた」
最近、上橋先生の本にはまっています。
命の恩人である少女を必死に守ろうとする霊狐の少年が、
けなげでせつなく感じます。
児童書の分類に入るとは思うんですが、大人でもかなり楽しめる作品です。びっちり詳細な描写がされているわけではないのに、綺麗に絵が頭に浮かんできます。
最後のところで、少しうるうるしてしまいました。電車の中で読んでたので、あくびをしてごまかしてました。
最近、ちょっとしたことで感動しやすくなってるみたい。。。どうしたんだろうと自分でも不思議です。

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35 かなめ

2007/01/19 13:06

そーそー、一昨日ガードナー「もの憂げな恋人」読了したんだった。

メイスンの事務所に2500ドルの小切手が送られてくるところから事件はスタート。封筒に入っていたのは小切手だけ。
数日してまた同じように２５００ドルの小切手が送られてくる。
最初のは本物、次のはサインが偽造だとわかり、名前から依頼人をメイスンは特定するのだけれど、当の依頼人は旦那の若い部下と駆け落ちして行方不明！
前半面白かったです。後半はちょっと出だしの小切手がどうでも良くなっちゃって残念な感じがするけど。
依頼人が１／３くらいまで登場しないっていうのも面白い。
現場の見取り図がアンフェアなのがちょっと苦笑です。

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36 風雲

2007/01/20 13:05

なにやら児童書づいてませんか？
あー児童書トピもあるのでよかったらご訪問くださいませーｖ

桜庭一樹『GOSICK・S　春来たる死神』
シリーズ初の短編集。
昨今の流行ですわな。短編集にSつけるのって。
主人公久城くんとヒロインヴィクトリカの初めての出会い。
天真爛漫な英国娘アヴリル嬢の初登場。
などなど、既刊本の隙間を縫いつつキャラにさらなる精彩を与えている印象。

一般書では菊池敬一『ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を』をさわりだけ読みつつ、児童書のジョナサン・ストラウド『バーティミアス　プトレマイオスの門』を鋭意読書中。
うーこれ読み終わっても高殿円『銃姫』2巻が明日返却予定なのに全然読めてないよぅ。

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37 たらこ

2007/01/23 01:00

「風の影・下」カルロス・ルイスサフォン
読みましたー！！！！！
これ、本当に良かったです。私は大好きです。
久し振りに、手元に置いときたい作品に出会いました。
今度、お金に余裕が出来たら買ってこよう（笑
ぜひ、みなさんにも読んでもらいたいなぁ・・。
みなさんも好きだったらいいけど。
ミステリーもだし、恋のお話しも強くて、色んな要素が楽しめます。
現在と過去の混じり具合が絶妙でした。
あー、だから本を読むのってやめられない♪

加納朋子「モノレールねこ」
ひさびさの、短編集です♪
読み応えたっぷりでしたよー♪
加納さんのあったかい感じが、健在でした♪
私は、特に「バルタン最後の日」が好きですっ。
バルタンが格好いいんですよね（笑
ちなみに、バルタンはザリガニさんです（爆

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40 kao

2007/01/25 00:24

＞かなめさん
先日は着物用クリップをありがとうございました。
本当にお気に入りなんですよこれ。
ところで、フォンダンショコラが食べたい！
えーっと、参考程度で（笑

＞そらちゃん
へんなのから読んでますか、私（笑
で、んと、梨木さん、私はあんまり得意じゃないみたいです。

「あかんべえ」上・下　宮部みゆき
面白かったです。
宮部さんの作品、最近はなんだか（洋風の？）ファンタジーとかであまり好みじゃないなあと思っていたのですが、これは久々に夢中になって読みました。
江戸時代の設定って、現代の私たちにとってはある意味ファンタジーなんでしょうけれども。
江戸深川の料理屋「ふねや」の娘・おりんは高熱を出して三途の川を渡りかけて以来、ふねやの亡者たちが見えるようになってしまった。病気を治してくれた按摩の笑い坊、あかんべえをするお梅、美男のお侍玄之介、婀娜っぽい姐さんのおみつ、抜き身の刀を振りかざし暴れるおどろ髪。３０年前に起こった事件に関係があるらしいのだが…
そらちゃんあたりは根本的なことは何も解決していない、と言いそうです（笑

あー、次はとりあえずまた宮部さんの「火車」を再読です。
この頃の宮部さんは好みです。すごかった。

削除キー

41 まりかちゃ

2007/01/25 14:24

探偵フェチと言われ、どうも最近、探偵にのめり込んでいるわけでして。。。

最近であった、探偵日本人のわりに出来がよかったので紹介。

「青空の卵」坂木司
「仔羊の巣」同じく
「動物園の鳥」同じく

「ひきこもり探偵」（なんのことはない、ひきこもりのプログラマー）鳥井真一とその友達で保険会社に務めている坂木司がワトソン役でこいつが国宝級に「いい人」である。
この二人を軸に、脇にちょっと癖のある人を配置して最初い2作は連作短編集、最後が長編で、ひきこもりが一人歩きできるまでを描いていて、相当良いシリーズと思う。人が死なないミステリなので、そういうのがお好きな方はぜひ読んでみてください。

粋なおじいちゃんが出てきたり、出てくる人がなにかしらちょっと問題を抱えていて、それをひきこもり探偵が解いていく。
んで、その人達がひきこもり探偵のまわりにまとわりつき始めるのですよ。
んで、このひきこもり探偵、料理が上手で、「動物園の鳥」の最後にレシピが入ってます。

もう一個
「彼女はたぶん魔法を使う」樋口有介

これは、元刑事のフリーライター柚木草平が主人公。
なんか、かなり会話が私のツボにはまったので、すっとぼけてる会話が楽しい。洗濯が趣味なのだ、この男。で、回り全部女。
それも相当癖のある女性に取り囲まれている。
この、女性陣と探偵の会話がなんか可笑しい。

最後がえーー、ここで終わるの？という終わり方でこの終わり方も相当笑える。内容はハードボイルドなのに。。。

＞かおちゃん、

夢の中でカキコしてくれてありがとうね（笑）

削除キー

42 かなめ

2007/01/27 23:16

E.S.ガードナー「弱った蚊」読了。
変なタイトルですが、ちゃんと意味があるのです。ただし書かれた時代がそれなりに前なので、現代っ子の自分にはピンと来ませんでした。たぶん書かれた時は最先端だったのであろう。

鉱山の詐欺の訴訟に携わるメイスンさん。殺人事件の弁護ではなく、仕事は訴訟の方が今回はメインなのでちょっと難しい話してます。勿論その途中で殺人事件に出くわすけど（そして砒素中毒になったりするけど）
今回、秘書のデラにプロポーズしちゃったりしてます。ああ、やっぱりメイスンさんはデラが好きなんだなあ。ちょっとほのぼの。
ちなみに今回は株券に勝手に偽造サインして、さらに持ち主にサインし直して貰う前に死なれてメイスンさんピンチ（売買の話は成立してたけど）相変わらず法すれすれです（笑）

＞かおちゃん
フォンダンショコラですか・・・
作りたいのはやまやまなのだけれど、暖かいウチに食べて貰わねばならないお菓子。
どこでもドアを用意してくれたら、作りたいと思います（笑）

削除キー

43 風雲

2007/01/28 17:06

今週読めた本。
菊地敬一『ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を』
高殿円『銃姫』２
柴村仁『我が家のお稲荷さま。』６
赤城毅『青鱗館の恐怖　帝都探偵物語』
村上信夫『犯罪心理学者花見小路珠緒の不思議事件簿』

ふぅ、けっこう頑張った？　つーても軽いのばかりだからね。

ヴィレッジヴァンガード、いつの間にやら私の町にも増殖しているのでした。
そんでもってやっぱり楽しそうなんだよな、本屋って。
で、軽く落ち込む。

銃姫シリーズいい感じで転がって行ってます。
イカス露天商のおにーちゃんの正体とか。
著者いわく軍服メガネは銀縁に限る若き冷酷な将校とか。
ラノベになくてはならないヴィジュアルなキャラ設定。
隣国に祖国を蹂躙され、テロリストの道を進む王女アンブローシアのこころを揺さぶるセドリックのつたないけれどやさしい言葉。
自分の力に自信がもてなくなってしまったセドリックの苦悩。
弟セドリックへの想いを持て余す姉エルウィング。
三者三様の気持ちを抱え、旅は続いてゆきます。

お稲荷さま。久しぶりの新刊ですが、雰囲気は変わってないですね。
付喪神と化した妖刀は持ち主に振るわれるのを嫌って家出します。
そしてなぜかケーキショップを営んでいるのですが、控えめな性格が災いして全然上手くいきません。
恥を忍んで土地神である恵比寿のコンビニにやってくる……。
とりあえずこの人の作品に出てくる女の子はヒロイン（？）佐倉ちゃんを除くとヘンです。
性格とかしゃべり方とか。や、人外のものだからそれでいいのか？

帝都シリーズ。いままでで一番つっこみどころ満載かも？蛇女の話。

花見小路珠緒はラジオドラマのノベライズだそうです。
ラジオで聞いたほうが面白いかもしれないな？
死者の最後のシーンが見えてしまう犯罪心理学者の彼女は、京都のお公家さんの末裔でおっとりした感じ。

今は『銃姫』３を読書中です～。

削除キー

44 ｆｏｏｌ

2007/01/28 21:18

「幕末新選組」池波正太郎

新撰組を扱った小説は多数あり、著者の違いだけでなく、色んな人物から書かれているのがとっても魅力です。
今回の書の主人公は永倉新八。新撰組幹部の中で幕末の世を生き抜いた数少ない人物の一人です。
小説自体、新撰組の繁栄と衰退を上手くまとめてあった良作で、武勲を上げ規模を大きくしながらも元の姿を失っていく新撰組とそれにともない変わっていく近藤勇の姿などを、永倉や、彼と仲の良かった原田を主にして書かれています。
でも一番印象に残ったのは、新撰組の名がすでに無くなってしまったラストの方でした。
明治の世まで生き残った永倉新八。年老いても大学の生徒に剣道を教えていたり、孫煩悩だったようで孫を甘やかしすぎたりなどなど、新しい時代に生きているその姿が、彼や、昔彼と共に歩いていた人たちが自分と同じ時の流れの中にいる人間だと感じさせてくれました。

削除キー

46 そらたろう

2007/01/30 17:16

＞kaoさん、

ええと、梨木香歩を「家守綺譚」から読むのは、宮部みゆきを「震える岩」とか「ドリームバスター」から読むみたいなものかしら（笑）
でもその作家の著作には違いないので、一作読んで合わないなら合わないかとー。

＞かなめさん、

よかったらうちの台所提供しますよー（笑）＜マテ

＞ウィング妻さん、

映画の巧役の子、イメージぴったりじゃありません？
わたしは「わー、イメージまんまだ！」と思いました。
原作は一作目だけで挫折したのですけれど（汗）
あの青臭さは読んでてむず痒いです…。

削除キー

47 憂	2007/01/30 22:35

お久しぶりですー。
風雲さん、ちゃんとご飯たべて生きてました(笑)最近やたらと忙しかったので書き込みが久々に…

kaoさん＞ＤＩＶＥは家に文庫落ち前のが全巻あるんです(笑)数年前のクリスマス品で…私も要一派ですよw　すごく青春らしさが詰まってて、読んだあとにすかっとします。やっぱり運動部でよかったなとわが身を思ったり…　今もお気に入りの本です♪　因みに梨木さんなら「裏庭」とか好きです。

今度学校で上橋菜穂子さんが講演してくださるんです！！楽しみで楽しみで…また報告しますね。

削除キー

49 しん

2007/01/31 22:22

「四季」森博嗣　読了

これは真賀田四季博士のファンのための本といっても過言ではないかもですね。
一応、これまでのシリーズとの穴埋めもあったり中々楽しめる作品になってるとは思うんだけど、なんか違う気もするのはなぜなのかしら。
私の一番のオススメは「秋」ですね。
つまり私は分かりやすいのがいいんです（笑）

どうでもいいことなんだけど、読売新聞の夕刊にコミック館てコーナーがあるんだけどこれがなかなかマニアックな作品紹介してたりして油断できません。
密かに楽しみにしてたりします。

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50 kao

2007/01/31 22:58

本日もビールを飲みつつ。
ツマミは豚キムチ、鳥のから揚げ、大根の煮物、かぼちゃの煮物、ほうれん草のおひたし、ロールキャベツ。（もうツマミじゃない）
最近料理がストレス解消の手段になっているような気がしてならない…。

＞憂さん
よ、読んでましたか…！
でも憂さんも要一派でうれしい！
いいよね、運動部…って、憂さんも運動部なの！？
運動する人って連にはめずらしくないっすか！？
何やってるんだろう。…陸上かな？（勝手なイメージ）

講演会、いいっすね。
私が高校の頃、学校に講演に来たのは「桂歌丸師匠」でした。
面白かった。
中学校のときは「いなかっぺい」でした。
あんまり激しい津軽弁でまくし立てるので何言ってるかわかりませんでした。
同級生に同時通訳してもらったっけ。

「火車」宮部みゆき
何度読んでも最後で「うはあっ！」ってなる。
よほど息を詰めて読んでるんだ、私。
最後のセンテンスはもう、夢中で読んでしまって電車で２駅乗り過ごしてしまった。
休職中の刑事に持ち込まれた、「行方不明の婚約者を探してほしい」という親戚の男性からの依頼。簡単に片がつくだろうと調べていくと、その女性はなぜか徹底的に足取りを消して失踪している。調べていくうちに、彼女の凄惨な人生が浮き彫りになってゆく…。

次はライラの冒険シリーズです。
宮部みゆきから一気に洋物児童書ファンタジーで今のところ混乱中。
切り替え、切り替え…

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52 かなめ

2007/02/01 21:23

E.S.ガードナー「怒った会葬者」読了。
お、今回はあんまり間を空けずに読み切れたぞ。
田舎の別荘でプレーボーイ（死語）が殺害され、その晩一緒に食事をしていた娘が犯人と思い現場の証拠隠滅を計った母親が今回の依頼人。
出だしが娘をやきもきしながら待つお母さんの三人称で始まります。
殺人現場に残った足跡を始めとする状況証拠が今回の最大のポイント。ミステリとしても良くできてた。
夜中帰りが遅い娘を待つ母親ってこんな気持ちなのね、と文章の巧みさにも感心したし、読みやすさは相変わらずだし、まだまだ侮れませんガードナー。

今回のメイスンさんはお疲れで田舎で休養中。
んー探偵って、みんな必ず事件に追われたあげく疲弊して休養するね？これも探偵である一つの条件なのかしら？？（笑）

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55 ウイング妻

2007/02/05 20:18

「グイン・サーガ８４　劫火」栗本薫著、読了。
ああ、いよいよ、あの運命の時に向かうのか、という感じです。
８８巻を買ったとき、後書きを先に読んでしまい、後書きから読むものではない、と思いました。

後書きは読んでからですね。
といいつつ、グインだけは後書きから読んでしまいます。
懲りない私。

そらちゃん。
予告編では、じっくり巧くんの顔を見ることができなかったけれど、新聞に載っていました。
確かに、イメージ通りですね。

憂さん。
よかったね。
これからのいい財産になったのでは、とおもいます。
私もうらやましいです。

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56 ウイング

2007/02/07 21:47

「彩雲国物語　はじまりの風は紅」雪乃　紗衣
「グイン・サーガ８８　星の葬送」栗本　薫
読了。
「彩雲国」はウイング（妻）の強い薦めで読み始めました。
おもしろかったので、次からも読み続けていくことにします。
「グイン」も、とうとうここまできてしまったのかという感じ。
グインは、やはり頼りになる存在です。
アモンが不気味な存在です。

次は、「人間の剣　戦国編」森村　誠一。
森村さんは、久しぶりです。「青春の証明」以来かも。
「人間の剣」シリーズは、何巻か買って置いてあります。
やっと読み始めることができました。

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57 かなめ

2007/02/08 23:01

ガードナー「溺れるアヒル」読了。
また変なタイトルですよー
１８年前の殺人事件の真相を調べて欲しいと言われるメイスンさん。
調べていくうちに新しい殺人事件が発生。その部屋に残されていた溺れる子アヒル・・・

ちょっぴり複雑な人間関係とちょっとだけ多い人数に少々読むのが大変でした・・・まだ翻訳物苦手か（笑）
相変わらず無茶してますメイスンさん。今回は子アヒルを、容疑が掛かりそうな、依頼人の娘の恋人が使用していた車に忍ばせます。
でも溺れてた子アヒルを助けてポケットに入れていたのが可愛かったので許す（おい）
話の出来としてはほどほどでした。

続いて「向こうみずな離婚者」読み始めてます。

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60 風雲

2007/02/10 10:43

＞憂さん
大学の体育の授業でどうしても２コマ何か選ばないといけなくて、私もダンスを選んだことを思い出しました。
われながら信じられませんでしたが、他の種目は正直やりたくないものしか残ってなく。
毎回柔軟体操から始まり、世界各国のダンスを習いました。
コマ数の関係上どうしても全部かじった程度になりましたがよい経験です。
最後に習ったのはワルツでしたが、問題は男性の数が非常に少なかったため男性ステップで覚えていることでしょう(^_^;)
憂さんも楽しんでくださいね。

さてさて昨日までに読了した本。
北森鴻『深淵のガランス』
三羽省吾『厭世フレーバー』
西澤保彦『ソフトタッチ・オペレーション　神麻嗣子の超能力事件簿』

北森さんのは美術系。
銀座の花師にして絵画修復人の主人公が巻き込まれる数々の謎と事件。
絵画修復を裏稼業にしているつもりはないものの、つきまとうのは黒い影。
漫画の『ギャラリーフェイク』にちょっと雰囲気似てますかね。
もっともあちらは、贋作を厭わないワルのくせに美にたいして純粋、というキャラ。
こちらは、美にたいして純粋であるがゆえに美にまとわりつく闇がどうにも、という感じ。

三羽さん。
これ、表紙（黒と白の切り絵風）や帯（殺してやろうか、とか）はちょっとダークで過激な感じですが、そこに期待すると消化不良なのではないかと思われます。
私としてはこっちのほうがよいですが。
一家の主がある日蒸発します。
残されたのは祖父と、主の後妻と、二十代の長男（先妻の子）と、十代の姉弟（後妻の子）。
それぞれの視点からその後の家族が描かれます。
視点が変わるたびに少しづつ年月も経過していき、他人同士のようだった家族が、いつの間にか落ち着いていく……なかなか上手いと思います。

西澤さんのはシリーズ最新刊。
表題作は岡嶋二人のあの作品が出てきたりしてちょっと楽しい。
中３か高１くらいに読んで衝撃だったなぁあれ。
ああ、その頃から私あれ系統好きだったのかぁなんて思い出したりして。

さて次は明日返さなきゃいけない米澤穂信『ボトルネック』です。
今日はお出かけの予定なので今晩か明日の午前中だな。

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61 Ｑ	2007/02/12 00:14

久々の書き込みです。

劇団ひとり「陰日向に咲く」
短編集なんですが、短編のそれぞれの主人公が各話しの中にちょこっとだけでてきたりして、綺麗につながっています。
すごいですねー。マルチな才能をもたれていて尊敬してしまいます。
それぞれの話しのオチも綺麗で面白かったです。

上橋菜穂子
「精霊の守り人」
「闇の守り人」
「夢の守り人」
「虚空の旅人」
「神の守り人　来訪編」
「神の守り人　帰還編」
一気に読んでしまいました。
面白かった。バルサかっこいいです！
皇子様のチャグムも話の中でしっかりと成長していて、虚空の旅人の中では（旅人シリーズはチャグムが主人公）もうかなり立派な皇子様になってます。いつのまにか体術とか身に着けてるし。
続編も出てるようなので、早く積読の書を片付けて読みたいな。

今、栗本薫「魔界水滸伝」を読んでいます。
（安かったから中古の２０冊セット買っちゃった）
絵がデビルマンだよ！デビルマン！
出てくるやつらもデビルマンみたいなやつだよ！
なんか勢いで読まされている感じがあります（笑）

三角隼人「ルテラ・サーガ」ってのも気になったので買ってみました。

最近、↓の本棚買いました。床の上の本が片付いて部屋の中がすっきりしました。
http://www.rakuten.co.jp/jajan-r/219401/220399/220400/
なかなかお勧め。

相変わらずまとまりの無い文章ですいません。
またカキコします。

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62 風雲

2007/02/12 11:38

なんだか休みだと思って久しぶりに読書で夜更かししてしまった。
何故か眠くならなかったから止まらなかったよ……

米澤穂信『ボトルネック』
渡瀬草一郎『空ノ鐘が響く惑星（ほし）で』11＆12
雪乃紗衣『彩雲国物語　緑風は刃のごとく』

米澤さんのは単発ものです。
転落死した彼女を弔うため東尋坊にやってきた主人公。
そこで強いめまいとともに彼も転落ーと思ったら何故か金沢市内に。
家に帰るとそこには生まれなかったはずの「姉」がいて……。
パラレルワールドものにちょっとミステリが入ります。
少し……読後感悪いかも。

『空鐘』
ああ終わってしまったよ。完結しちゃったよ。
変に引き伸ばさないでありがとう？な気もするけど、さびしいな。
他のシリーズ、読むか……。

『彩雲国』
平に落とされ1ヶ月以内にどっかの省庁に任官しなきゃクビ！を宣言された秀麗。
ほっときゃいいのに馬鹿坊たちの就職指南に明け暮れる日々。
前作で出てきたタンタン君こと棒蘇芳がぐいぐい出てます。
話の大筋には関係ないけど碧珀明、意外と好きかも。いい位置だー。

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64 てんころ

2007/02/14 00:46

Ｑさん「陰日向に咲く」なかなか良いですよね。
劇団ひとりを見る目が少し変わりました（笑

ここのところの読了物。
「ｐｕｚｚｌｅ／恩田陸」
「温室デイズ／瀬尾まいこ」
「四日間の奇蹟／朝倉卓弥」
「愛してるなんていうわけないだろ／角田光代」
「ワンダーランドｉｎ大青山／倉阪鬼一郎」
「見えない誰かと／瀬尾まいこ」
「日暮らし・上巻／宮部みゆき」

こうして書くといっぱい読んでるような気分になるけど、書込みがご無沙汰してただけですね（汗）
「日暮らし」面白いです！下巻が楽しみのような寂しいような。

今は村山由佳の「天使の卵」を読んでいます。

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65 せんぶり

2007/02/14 00:56

久しぶりにしりとりを続けさせていただいております。
今日のテーマは「タク」でした。
すぐ頭に浮かんだのが宅建六法でした。なんでもかんでも本になっていれば良いのかと自粛しましたが・・・・。
よく六法って何だと聞かれますので説明しておきます。
六法とはまず国の基本法である①憲法、そして民事法の基本である②民法、刑事法の基本である③刑法、民事の特別法である④商法、そしてそれぞれの領域の手続法である⑤民事訴訟法と⑥刑事訴訟法のことなのですが、少し成立が遅れたため数に入らないでいる労働法も民事特別法として商法と同列で含めることになるでしょう。
ですから実際は六法とは法が成立した時点の法の総称ということになるかと思われます。
さすがに法が成立してから長い時間が経っていますから不具合も出てきています。２１世紀はそうした法の見直しの時期になっているようです。
ということで無理矢理本と関連付けて「法というものの考え方」（渡辺洋三、日本評論社）という本があります。機会がありましたら図書館などで手にとって見てください。

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68 ｆｏｏｌ

2007/02/14 23:42

来た。とうとう来てしまいましたよ、奴らの侵攻が・・・

・・・・花粉が。

いきなり来るのはいつものことですが、去年が比較的楽だったので少し楽観的になっておりました。
しょっぱなの症状からして、今年は嫌な予感がする・・・っ！
近所の銭湯に行ってサウナに入ってくると一時的に楽になりましたが、所詮一時的なものでした・・・・・・（泣）

「図書館危機」有川浩　読了
「図書館」シリーズの３冊目。どうも４冊で完結するらしく、人間関係やら組織図やらが目に見えて動き始めました。読みどころです（笑）
この小説は言論やら表現の自由が失われたという未来の設定の物語りです。「言論の自由」なんて言葉は今では当たり前のように使われているものの、昔を振り返ればそれが当たり前じゃない時代もあったわけで、その言葉を得るために労苦を重ねて人たちのことをよく知らない自分に今さらながら気付く（歴史、弱っ・・）
面白い小説を読める日々に感謝しつつ、その辺りちょっと探って見るのも悪くないか、とか思った今日この頃でした。

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71 そらたろう

2007/02/15 16:38

＞かなめさん、

うちにも届いたと連絡ありました♪
わーい、ありがとうございまーすｖｖ
遅くなったけど、クリップのスペアもありがとうございます！！
もらいっ放しだ…溜めてないでちゃんと返さないと（汗）

＞ウィング妻さん、
亀レスですが。
巧役の子ピッタリですよね～。
あの子を見てるとウェンツの小学生の頃を思い出します。あの頃はお人形さんみたいだったのにっ(>_<)

＞foolさん、
花粉症の症状出るの、ずいぶん遅いんですね。いいなあ。
わたしは一ヶ月くらい経ちますよ…。
1月から出るのって、もしかして少数派？？

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73 風雲

2007/02/15 20:01

バレンタイン、それは父が貰ってくるチョコを横取りして食べる日です。
今年は職場で生命保険のおばちゃんが「皆さんでど～ぞ～」と配ってくれました。
前の職場はそういう人出入りしてなかったから新鮮。

花粉、昔に比べると私の場合明らかに症状が変わってきています。
昔はもう鼻水が滝のように出る日々だったのに、このごろはどちらかというと目・鼻・のど・耳がかゆくて仕方ない。
なんでなんだろなー？？

さて読了本。
化野燐『件獣　人工憑霊蠱猫』
……だーめだ。
つるっぱげひょうきんヤローの龍造寺君の語りはもう全然合わない。
主要キャラクター達が「あれっ」という感じで死んでいくのに何の感慨も起こらないし。
設定は悪くないと思うのに楽しめない。いっそゲームだったらもしかしたら面白いのかも。
次の巻は……『呪物館』か、龍造寺がキツネちゃんこと苑子と一緒に向かってる先だから、またこいつが語るんだろうな。
続けて読むのは無理だー。

桜庭一樹『GOSICK・SⅡ』
短編集シリーズ第2弾。
夏休みのお話。
短編集1巻で出ていた子馬のパズルの解答や久城君の家族の話などなど。
ヴィクトリカの兄ブロワ警部と初恋の人ジャクリーヌの話がちょっとよかったです。

加納朋子『モノレールねこ』
これも短編集。「モノレールねこ」ってなんだろう、と思っていたのですが、なるほど、ブロック塀の上で箱座りしている猫ってそう見えますね。にゃーるほど。

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81 かなめ

2007/02/16 22:10

みんなの所に無事、早く届いたようですね。
喜んで貰えたのならよかった。

ちなみにこの菓子の正体は「フロランタン・オ・ショコラ」です。レシピは「ル・コルドン・ブルー　ショコラノート」から。
文化出版局の出している「ル・コルドン・ブルー」のシリーズは手頃な値段で本格的な部分を細かく明記してくれているので、使いやすくて良いレシピです。
＜簡単に出来る＞とか＜ボール一つで＞とかそういうレシピは小説や論文、評論と同じで、単純なものは検索すればいくらでも見つかるから、お金を出しても手元に置きたいと思えるこういうレシピが世の中に増えると良いんだけれどね（プロ向けのは高くて厚くて重たいから買えない・・・）

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82 ｆｏｏｌ

2007/02/16 23:25

＞そらたろうさん
花粉症。しばらく前から兆候はあったんですけど、去年が驚くくらい楽だったので、今年はもしかしてこんなもの？なんて考えていたら・・・、本格的にやられました。
目が痒い、くしゃみがひどい、喉の調子も悪いな・・・、あ、最後は酒と煙草のせいか？（笑）
無事なのは耳くらいです。

「クジラの彼」有川浩　読了。
著者初の短編恋愛小説集。
でも・・・・、やっぱり自衛隊なのか！？
航空機か！潜水艦か！（笑）
同作者の別作品の登場人物も多数登場。別作品の後日談みたいな話もあるので、それらを先に読んでおいたほうが楽しめるかも。
読んでいて背筋がこそばゆくなるような甘めの恋愛小説ですが、有川浩さんの作風が好きな人ならオススメしときます。

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88 ウイング妻

2007/02/22 23:52

こんばんはです。
「三国志　その３」北方謙三著、読了。

「精霊の守り人」が、先が気になり一気に読んでしまったのに対し、ビターッと読む速度が落ちてしまいました。
わけわからん。
というか、劉備、曹操の主要人物以外、あなただれ？？？の世界。
でもね新鮮だったのが、呂布の描き方。
今まで、悪役というイメージだったのに、すごく魅力的に描かれていた。
無骨だけれど、いい人だな、でも、結婚してもついていけなさそうな人・・・。
書く人が違うと、また見方が違うんですね。

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89 ｆｏｏｌ

2007/02/23 00:48

＞しんさん
「図書館危機」面白かったですよー！「戦争」「内乱」読んで気に入られているのでしたらぜひ！有川さんらしくめちゃくちゃ甘いですけど（笑）

＞ウイング妻さん
カッコイイですよね、北方さんの呂布。
読む速度落ちましたか。実はオレも途中で読む速度落ちて・・・あ、途中で挫折したや（汗　　吉川英治の三国志は何度も読み返したんですけどｗ　長年のミーハー三国志ファンですｗ）
呂布というと多くの小説なんかでは、腕力と武力だけで戦乱をかき乱した欲深い単細胞。ひどい言い方すれば脇役、みたいな感じで書かれてますが、北方さんの書く呂布は存在感ばっちり。落ち着きすら感じました。呂布の信念、と言っても過言ではないほどの彼のその心情を描写しようとした著者の上手さだと思いました。
悪者扱いされがちな呂布ですが、暴力的な呂布の魅力が乱世に生まれたことで発揮されたことなのなら、そんな時勢の中「乱世の姦雄」と評された曹操も、赤貧から一旗揚げた劉備も似たもの同士な気がしました。
北方さんの小説の中の呂布は、「乱世の姦雄」ならぬ「乱世の申し子」と言った感じですか。呂布の見方が変わってしまいましたよ。

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92 風雲

2007/02/23 21:19

＞猫のえさ？
だ、だいじょぶですよ……ここにも一名ちょーっと（強調してみる）考えた人がいますので(^_^;)

＞まりかちゃさん
雷桑原桑原ですねー。お怪我なくてなによりです。

今週の読了本は少ないです。
三浦しをん『三四郎はそれから門を出た』
蒼井上鷹『九杯目には早すぎる』

三浦氏のは主に書評エッセイですが、なんと「読書人観察日記」的なことを２回しています。
そうだよね、そうだよね、気になるよね！
古本屋で働いていた三浦氏だもの。暴れん坊本屋さんの久世番子ともきっと通じるこの生態。
読書人観察日記にぜひ参戦してほしいよ……。

蒼井氏のはデビュー作。短編集ですが、短いのと超短いのが交互にくる感じ。
なんとなく、テレビで（ＣＳとか？）やってそうな雰囲気？
あんまり見たことないけど。
好きとも嫌いともなんとも微妙な……

次は予約がついてるので早く返したほうがベターな『トゥモロー　明日、戦争が始まったら』ジョン・マーズデン。
オーストラリアのティーンに大人気だそうですよ。
キャンプから帰ってきたら町は武装集団に占拠されてて……というサバイバルもの。

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93 まりかちゃ

2007/02/25 16:45

えーと、、、大丈夫、この猫口がないし。(笑)
（そーゆー問題ではない？）

火事にはならなかったよ。漏電ブレーカーが落ちてくれたので助かった模様。
ちなみに、私はそのとき犬を入れに外に出ておりましたのでおそらく一番間近で落雷に遭遇したのだと思います。

くわばらくわばらなんて言う暇もありませんでした。

いろいろ読んではいるのですが、、、
ここ最近の一番の駄作ってことで「国家の品格」を上げておきましょうかね～。

話題作ってホント話題つーだけで、中身がないな～。
貶しどころ満載の本でした。

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95 ｆｏｏｌ

2007/02/25 21:23

「ヘヴンリー・ブルー」村山由佳　読了
著者のデビュー作「天使の卵」とその後日談である「天使の梯子」を、登場人物の一人の夏姫から描いたものです。あくまでも番外編なので、これ読む前に卵と梯子を読みましょう。
小説読んでいる時はどうしても主に語られる人物に肩入れしてしまうので、今になってこういう本を出されると「あー、この子はこの時、こんなにまで悩んでいたんだ」と感慨深げになってしまいました。
ついでについつい「翼」（村山さんの小説で一番好きな小説）なんかを引っ張り出して読んでます。

・・・って、「天使の卵」映画化されてたんだ・・・。知らなかった。
「きみのためにできること」は原作のほうが断然よかったし、見るべきかどうか（悩）

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96 そらたろう

2007/02/26 23:26

＞風雲さん、
ですよねー、猫の餌ですよね！（笑）

＞まりかちゃさん、
「千鳥だ、かわいい～」で、次のページにクリックしたら猫。
・・・・・・・あれ？って思ったんですよーぅ（笑）

落雷を目撃って怖いーっ！！ぶるる。

＞ウィング妻さん、
変なたとえにご賛同いただきありがとうございます（笑）
今度、どうぶつの森の魚釣りのコツなどご存知でしたら教えてくださいー。

＞foolさん、
映画は原作と別ものと割り切れない限り、見ないほうがよろしいかと。
それで何度ぶち切れそうになったことかっ(>_<)
お気に入りの作品ほどヒステリーを起こしたくなりますことよ…。

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97 ウイング妻

2007/02/28 22:36

「彩雲国物語　緑風は刃のごとく」雪乃紗衣著、読了。
もう、おもしろいですよね。
ただ、人物関係がわからない人が出てきたりして、困ってしまいました。
主要人物はいいのです。
後に出てくる人の把握ができない。
どこかで相関図のってないかな・・・。

今回は、タンタンがいいですね。
前の巻で登場し、ここまでくるとは。
３月に新刊が出る、とききました。
やったー。
すっごく楽しみです。

そらちゃん。
どうぶつの森で、釣りの仕方ですが。
カタログをカンニングしちゃったけど。

ウキをよく見て、沈んでポチャンといったらＡボタンだそうです。
レアな魚は、難しいので、ウキが沈んだと同時にＡボタンだそうです。

参考になったかな・・・。

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98 風雲

2007/03/03 17:54

もう３月になってしまいましたね……
ううう早いなぁ。

ジョン・マーズデン『Tomorrow　stage1 明日、戦争が始まったら』
壁井ユカコ『NO CALL NO LIFE』
矢崎存美『ぶたぶたのいる場所』
光原百合『銀の犬』

『Tomorrow』は前にもちょっと触れましたが、オーストラリアで１０代に人気のあったシリーズです。
ハリーポッターを超えたとか。
舞台は田舎町、祭の時期に高校生男女７人が近場にキャンプに行きます。
なんだか胸騒ぎの中家に帰ってみると、人気はなく、ペットは殺され、家は荒らされて……。
まさかキャンプ中に誰かが言った「町の皆が一ヶ所に集まる祭の日に襲われたらひとたまりもないよね」が本当に起こってしまったなんて！
途中連れが一人加わって、キャンプ地にいったん潜伏し、捕らわれの家族と町の人たちを救うため、行動を起こそうと決心します。

外国物なので、主人公他何人か車が運転できますし、家に猟銃はあるし、家畜の扱いもなれたもの（家が畜産業を営んでいるのです）。
それはいらないでしょ？と思う品物がリストアップされていても、イマドキ高校生が考えたサバイバル生活に必要なもの、と思えばリアルな感じ。
突然非日常になったって、いやそれだからこそ？恋愛に気をとられたりもする彼ら。
続きが楽しみです。

『NO CALL～』は『キーリ』シリーズの壁井ユカコ初の単行本。
女子高生・有海の携帯に残された過去からの留守電メッセージ。
幼い少年が「お母さんは次はいつ帰ってきますか？」と語りかけていましたが、そのうち内容がおかしくなって……。
幼い頃の記憶がない有海。中学時代人を刺している春川。
二人は出会い、ぎりぎりの恋をし、そして事件が起こる……。
携帯電話が時間を越えてつながる、というのがアクセントになってます。最初だけのフリではないのが上手い。

『ぶたぶた～』やぁこれはもうぶたぶたですよ。
今回は瀟洒なホテルのバトラーです。
お客様にみつからないよう、従業員教育したり～でも記念祭で舞台にたっちゃったり～

『銀の犬』
ケルト神話に出てくる楽人オシアンをモチーフにしたファンタジー。
迷える魂を竪琴と歌で開放する祓いの楽人（バルド）。
かのオシアンと同じ名を持つ青年が旅をしています。
ただし、彼は口がきけません。そのかわり、よくしゃべる相棒の少年ブランが一緒です。
各地でさまよえる魂を救う連作シリーズ（らしい）。
参考文献として『クリスタル・ドラゴン』『妖精王』『妖精国の騎士』があげてあるあたり、「あ～なるほどね～」です。
いや、私が読んだことあるのは『妖精国の騎士』だけですけど、物静かな青年と元気な少年のコンビとか……雰囲気が。

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100 ｆｏｏｌ

2007/03/04 23:02

「空の鐘の響く惑星で」渡瀬草一郎　読了
ひさしぶりに読むファンタジーものです。
閑職同然の親善大使として神殿で暮らす、王宮ではその存在を必要とされていない第四王子フェリオが主人公。

空から響く鐘の音
宙に浮かぶ「御柱」
「御柱」から現れた少女
その少女がいたという「別世界」

などなど、謎なままのことが多いまま話が進んで行きます。あくまでシリーズ物として書いているようで、一巻は登場人物の顔見せというか、一冊まるまる序章って雰囲気です。
作風は嫌いじゃない（笑）ただいま二巻を読書中。

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101 せんぶり

2007/03/05 00:34

foolさんの書き込みに釣られて出張してきました。
漫画の本で行くと今まで読んだ中で記憶に残っているものとして、「ダンシングジェネレーション」と「百億の昼と千億の夜」でしょうか。
「ダンシングジェネレーション」は踊ることを真剣に捉えています。ブロードウェイでは踊れることが基本で、演技ができれば上等、さらに歌が歌えたら最高という感じだそうです。確かにアメリカの舞台を観劇していると踊りというよりもそのステップの狂いの無さ、何人踊っていても一人で踊っているかのような音の確かさに安心できます。これはクラシックバレエの舞台でも感じます。クラシックやモダンから目指す人が多いというのも基礎が必要だからかと思います。まぁその辺も捉われないのが良いのですが・・・。
昔から踊りが好きで世界中の舞踊はすべて観たような気がします。舞台が中心ですがテレビやビデオにもお世話になりました。外国の芸能人を見るときその足元を見るとその人の踊りの基本が分かって楽しいものです。
「百億の・・・」はもう百回以上読んでいます。深宇宙の星雲を思いまたミクロの世界を思うとき必ず思い浮かぶのがこの本です。そのたびに取り出して一読しています。阿修羅像の若々しい顔も素敵ですがこの本の苦悩を常に湛えているかのような顔もなかなか良いと思います。
それぞれのジャンルにこうした忘れられない一冊があるかと思います。以上漫画で忘れられない本でした。

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102 まりかちゃ

2007/03/05 17:28

萩尾望都ですね～＞「百億の昼・・・」
「１１人いる！」とか好きだったなぁ。
「ポーの一族」の方が好みだったけど（どうしても魑魅魍魎系）
あの頃のマンガって秀作が多かった気がする。

（単にそれ以降のマンガを読んでいないだけか・・・）

最近読んだ本「ブラックダリア」J・エルロイ

実話を元に描いていますが、元になったのは事件だけで犯人とかは作者の創作であるらしい（実話の方は迷宮入りだそうな）
が、大変よく出来ています。丁寧な人物描写と大胆に描く被害者やその周辺の人間関係。
ドロドロなんですけどね。事件を追っておく刑事の脆さや警察内部の抗争とか、いろいろてんこ盛りで面白ろかった。
圧倒的な筆力がスゴいです。

こういうミステリーが日本にあんまりないような気がする。

エルロイは癖のある作家ですが、読む出すと妙にその癖が癖になるというか、引きこまれてしまう。
骨太のミステリがお好きな方はぜひどうぞ。

削除キー

103 ウイング妻

2007/03/05 23:41

「憑神」浅田次郎著、読了。
妻夫木くん主演で映画化され、まもなく公開予定。
時は幕末。
貧乏旗本の次男坊、彦四郎が入り婿先から追い出され、不遇な日々。
ふとした気まぐれから拝んだ祠がとんだ食わせもので、
災いをもたらす神が現れた。
彦四郎に次々と不幸が・・・。

災いをもたらす神は、ものすごい威力で不幸にするのだけれど、
どこか人間的に描かれ、何か憎めないのですよね。
でも、とりつかれるのは嫌だーーー。
ただ、ラストが、それでいいんだけれど、
私はもっと別の方がよかったのでは、と思ってしまいました。

削除キー

105 そらたろう

2007/03/06 23:05

＞ウィング妻さん、

釣りのコツ、ありがとうございました！
おかげで釣れました～。わーい♪

＞ダンシングジェネレーション、
槙村さとるでしょうか？
確かにアレは面白いです！！

なんて、わたしが昨日読んだ漫画は「BLEACH」なんですけどね…。
ジャンプはやっぱり面白いよ！

そういえば、漫画って、自分が小学生だった年代の作品に秀作を多く感じるのかなーって思いました。
わたしが卒業した後の世代が「あのころがりぼんの最盛期だ」とブログに書いてるのを見て。
わたしからしてみると、やっぱり自分が読んでた時代が最盛期だと思ってしまいます（笑）

漫画じゃなくて本。
「海軍士官候補生」スコット・フォレスターを読みました。
海洋物の元祖だそうで、以降の海洋物、スペオペに多大な影響を与えたとか。
確かに面白かったです～。ロングセラーなのも頷けます。

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107 kao

2007/03/07 23:53

＞かなめさん
テリエ…神よ…
３０越してるとはとても思えない身のこなしの軽さ。
ずっとファンでいます。テリエ。
中継してる人が「あんびりーばぼー！」って何回も叫んでましたね（笑
生で見たかったねえ。

＞憂さん
テストお疲れ様
あとは春休みか～いいね～

あごに出来た吹き出物４つが治りません…（もうにきびとはいえないお年頃）
しかも口内炎も併発。こっちも全然治らない。
原因はわかってるんだ。ストレスなんだ。寝不足なんだ。助けてちょこらBB！

最近ライラ挑戦中。
クマー！クマー！ウィルー！ウィルー！
この二人（？）が今のところ大好きです。

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108 ｆｏｏｌ

2007/03/08 00:46

「空の鐘の響く惑星で２」渡瀬草一郎　読了。
異世界のことはひとまず置いといて、国内の後継者争いがメインになってますね。１巻で顔見せを終えた人物たちがいろいろと動き出してます。１巻ごとに話が完結していないシリーズなので、余計先が気になる。
ただ、第二王子の動向やら陰謀は読み手には筒抜けな感があったので、この辺りもう少し隠してくれないかなー。などと思いました。

３巻を買っていないので、買いに行く時間があれば次は３巻、無ければ「てのひらの迷路　石田衣良」の予定です。

＞せんぶりさん
別スレへの書き込みですみませんが、川原正敏は「修羅の門」が好きでした。終わり方がかなり中途半端でしたけど・・・。あとがきによると読者の意見を読んで、「自分の描きたいことが伝わっていない」というような理由で掲載を止めたらしいですが、やっぱり個人的には最後まできっちりと描ききってほしかった作品です。

＞憂さん
テストご苦労様！
「君と僕の壊れた世界」はオレも読みました。前半は多少だらだら読んでいたものの、後半は思っていたより良かったです。ラスト間際で、主人公が「嘘を吐く」場面はなかなか印象深いシーンでした。

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109 風雲

2007/03/11 16:14

ふっふっふー♪foolさんが空鐘を読んでいる～♪
チャットでプッシュが効きましたかね（笑）
しばらく楽しめるのではないでしょうか。

せんぶりさんがこちらのスレにも！
しりとりの雰囲気から漫画は読まなさそうだと（すいません）勝手に思ってたのですが、いける口（この場合「目」かしら？）ですね。

kaoさんがイオレクを気に入ってくれているようで嬉しい……

カキコずいぶん溜まってしまいました。
松尾由美『安楽椅子探偵アーチー　オランダ水牛の謎』
穂村弘『世界音痴』
内澤旬子『センセイの書斎　イラストルポ「本」のある仕事場』
中島京子『ＴＯＵＲ１９８９』

松尾さんのは安心して読める連作ミステリ。

穂村さんのはエッセイです。この人、見た目踊る大走査線に出てた俳優さん（伊藤なんとか……）に似てる気がする。
当時３９歳・独身・総務課長代理。
普通に就職してるものの、どう読んでもひきこもり青年……中年？
歌人ってわからない……いや、穂村弘がわからないのか？？
なんか、ヘンな人である。

内澤さんのはタイトルどおり。
出版されたのは去年だけど、ちょっと初出が古いし、作家よりも研究者が多い。
マイナーな出版社から出た地味な本のせいかお値段が張ってしまってるのがマイナスポイント。

中島さん。
初読み。
帯に要約されたあらすじは非常に興味を惹かれました。
「記憶はときどき嘘をつく」ツボ。
１５年前の香港旅行で消えた青年。四日間の四人の記憶。
「迷子つきツアー」って一体……？
思ったほどすっきりしない。でも「不思議な感じ」は残る。
「感じ」「空気」「余韻」どう言い換えていけばよいのか不明な何かが読後感として味わえます。

次は伊坂幸太郎『週末のフール』

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110 ｆｏｏｌ

2007/03/11 23:32

「てのひらの迷路」石田衣良
原稿用紙十枚程度の短編がどっさりです。ショートショートって今まで読んだこと無かったのでなかなか新鮮でした。石田衣良の長編も好きですが、短編の切れ味の良さは格別。徹底的に短く仕上げた今作を読んでそんなことを再認識。ただ、一部（特に後半）は小説なのかエッセイなのかよく分からなくなってましたが（笑）

「リリアとトレイズⅤ」時雨沢恵一
相変わらずとても元気のよい小説です。今回は上巻。下巻でクライマックスですか？あ・・、下巻来月出るんだ・・・・。

＞風雲さん
ええ、空鐘読み始めてしまいましたとも。今日３，４巻買ってきましたよ！（笑）
買ってきた本の中に「週末のフール」も入ってたので、ぜひ感想待ってます（それで読む優先順位を決めよう・・・・）

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114 たらこ

2007/03/16 00:22

えー、行きたい！！！！
なぜに、東京なのだ・・・・関西でもやってくれないかなぁ。。。

そして、かなめさん私も・・ごめんなさいっ、気長にお返し待っていてください～～（そらたさんに便乗・・・爆）
今、ある物を作ってます（笑
お楽しみにー☆

***
そして、感想！

「一瞬の風になれ」１～３部作　佐藤多佳子
すっっっごく、よかったです！
なんども、感極まって泣きそうになりました。
ずーっと、ずーっと３年間、主人公達と一緒に陸上をやっていた気分です。
なんだか、三巻通して「走り抜けた」感じです。
登場人物達の言葉に「はっ」としたり、胸を打たれたり、なんだか本当に久し振りに「買って良かった！」って心から思える３冊でした。
ちなみに、主人公も大好きなんですが、他に“根岸”という同じ陸上部の男の子が個人的に大好きです。
みなさんも、読む機会があれば注目してみてください。
凄い奴です、この子。
あー、ぜひ本屋大賞獲って欲しいなぁ。。。。

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117 風雲

2007/03/17 14:00

そろそろお引越しですかねー。
あけおめことよろ言ってるうちにはや弥生も半ばでございますねぇ……。

穂村弘『もうおうちにかえりましょう』
わからない歌人エッセイ第2弾。でもちょっと読んでしまう。
第3弾を読んだら小休止して桝野浩一のエッセイに移ろうかな～。
ちなみに桝野さんも短歌人で、週間賃貸のCMに出てた人です。

伊坂幸太郎『終末のフール』
前回カキコし間違ってました。「週末」だとなんだかのんびりですね。
といっても、あと3年で世界が終わる、という設定であるにもかかわらず、暴動も終わって皆平静に暮らし始めた頃の話ということでのんびりしているのにかわりはないのですが。
とあるマンションの住人達の話です。
そんなにきっちり関係性があるわけではなくて、たまに「○号室のところ、お嬢さん帰ってきてるのね」とか街の風景とかが重なっていきます。
各話の主人公たちからすれば、単なる生活のワンシーンの特に意識しないこと、なのですが読者は「あっ彼女がんばってるんだ」とか「あいかわらずだなぁ」なんてちょっと楽しみです。
ほとんどの人が仕事をやめて暇をもてあましています。
だからこそののんびり感。
もちろん、いろいろな理由で仕事している人もいるのですが。
学校の厨房で勝手にうどん出しているおじさんとか、マンションの屋上にやぐら組んでるヘンなおじさんとか、なかなかよいキャラ。
確実に3年後世界が滅びるのなら、私は仕事を即効やめて図書館に住むでしょう。
閉まっていたらなんとしてでもドアをこじ開けて。
そしてせっせと読書し、書架整頓するのです。
……実際は確実かどうかなんて過ぎてみないとわからないだろうし、いつも通りの生活をだらだらするんだろうなぁ……

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118 ｆｏｏｌ

2007/03/17 20:36

朝飯を吉野家で食べていると、ふと店内に流れる曲に反応してしまいました。

・・・・あれ？
・・・・この歌声。

オレの好きなバンドの曲じゃ・・・・、でも、こんな曲聴いたことないぞ（汗
この声は間違っていないはず。インディーズ時代の曲か？いや、でもインディーズの曲もある程度知ってるぞ。シングルを買わなかった曲のＢ面なのか？というかそんなマイナーな曲ここで流れるか？
気になって仕方なくなってしまい、食べるペースを落としつつ曲と歌詞に耳を傾ける。
・・・・あ。
もしかしてこれ、来週発売のやつか？新曲ですか？タイトルだけしか知らんが、なんかそれっぽい。
後で調べてみたらビンゴ。調べてるうちにプロモーションビデオつきのフル視聴も発見！歌詞がかなり痛いけど、気に入りました。ＣＤ買わねば！
ありがとう、吉野家！

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119 kao

2007/03/18 00:12

本日一日風邪でぶっ倒れておりました。
でも母親のご飯の用意はしなくちゃならないんだよね…
料理してても全然味がわかんねぇ…
私は今日母親にどんな食べ物与えたんだろう…
母親は青い顔してフラフラ食事の用意をする私に悪いと思うのか一切味に関して文句言わなかったのでますますわかりません…
ああ寂しくても一人で思う存分寝込んでいられた半年前が懐かしい。

＞たらちゃん
その本、気になってたんです。
面白いのか、一瞬の風になれ
読んでみようっと

ライラ、今は琥珀の望遠鏡・上です
物語が面白いんです。が。
子供向けなの、これ？
と思うような場面が多くて面食らってます。
スコーズビーさんは結構好きだったからショック！
その後のイオレクの行動にもショック！
友情からやっていることだと理解できるけど、これってほんとに子供向け？

そういえば、まだ行き先決まってないんだけど、４月中旬に私また引っ越す予定になりました。

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120 ｆｏｏｌ

2007/03/18 21:39

＞ｋａｏさん
風邪の具合は大丈夫ですか？
そうですよね。一人暮らしなら風邪引いても、やや寂しい気にもなりつつも確かに好きなだけ寝込んでられますよね。
インフルエンザも流行ってるようですし、身体にはお気をつけて。

「空ノ鐘の響く惑星で３」渡瀬草一郎　読了
追われる身となったフェリオが捕らわれた人質と助けようと暗躍。そのせいか序盤はちょっと地味な印象を受けつつも、登場人物も増えてじわじわと盛り上がってきました。
レージクやら、クラウスとニナやらの過去も語られ、うーん、どの陣営を応援するべきか分からなくなってきた（笑）その分、どの陣営の視点で話が進んでる時でも飽きずによいです。

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